就職活動あとがき

再就職活動開始と同時期から、カミさんから「就職は縁だよ」って言われてました。

「慌てちゃダメだよ」と。

再就職活動を終えた今、改めてカミさんが言う通りだったなと実感しております。

50代後半からの再就職活動、大きな会社に数十年勤めてきて色々な仕事をやり遂げてきましたし、自分自身の能力や仕事に対する姿勢にも自信がありました。

でも、履歴書や職務経歴書を作る時点になって、万人が認めてくれる資格も実績も無い･･･

これまで勤めた業界であれば誇れる資格・実績ではありますが、同業界以外には通用しないことに落胆しました。


今回の再就職活動では、職業紹介会社2社のサポートを受けることが出来ました。

献身的な2社の存在があったからこそ、今回の再就職活動で働きたい企業への就職を決めることが出来たと言って過言で無いと思います。

自分一人の力だけでは、働きたい、働き甲斐のある企業に巡り会うことも、更に内定を頂くなんてことも現実不可能だったでしょう。

本当に感謝してます。


再就職活動中は、働きたい職種を募集している企業が無かったり、職種を変えても年齢制限や就業場所、賃金面で納得出来なかったり応募すら出来なかったり。

良縁に巡り会えない状態でした。

このまま働きたい企業に巡り会えないんじゃないか？と思ったこともしばしば。

途中苦しくなって楽になりたい一心で、望む全ての条件を投げ捨てて、高年齢でも容易に就職が出来そうな業界の企業に応募してしまおうか･･･とも考えました。

仮に応募して内定が出てしまったら、精神的辛さから逃れるために即座に内定を受けたでしょう。

そうしたら、今回内定を頂いた企業に就職なんて絶対に出来なかったと思います。

その意味でカミさんの「縁が大事」って言葉は、最高の助言だったと思います。


一次面接、二次面接に当たっては、職業紹介会社の面接講師の方が親身に何度も指導下さり、本当に気持ちを楽に臨むことが出来ました。

実際の面接では、前職のエピソードを交えながら面接官に沢山話をしました。

当時の先輩、同僚、部下の顔を思い浮かべながら、そして懐かしさを噛み締めながら。

本当に素敵な仲間達に囲まれ、支えられながら仕事をしていたんだと改めて実感しました。


この記事がUPされる頃は、新しい会社で1年生社員として奮闘している予定です。


早期退職から再就職まで･･･

自身の生きてきた道を振り返り、その幸せを改めて感じられたこと。

そして自身の弱さを改めて思い知ったこと。

自分という人間と真正面から向き合うことの出来た貴重な時間だったと思います。

今まで一緒に仕事をした大勢の仲間と、就職を支援下さった関係者の皆様に感謝し、再就職活動の幕を下ろします。


再就職応募企業数2社（書類選考落選1社、内定1社）

－　（完）　－